『臥龍梅』 蔵便り   平成十六年文月

拝啓 このところ台風やら梅雨やらの影響でうっとうしい毎日が続いておりますが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。当地静岡市でも先月末に記録的な集中豪雨が観測されましたが、幸い蔵は高台にあるため被害をまぬがれました。お見舞いいただいた皆様にはこの場を借りて御礼申し上げます。
さて、今月は貯蔵出荷管理の業務を担当している佐野から社員旅行のもようをご報告いたします。

6月11日から13日まで、この時期恒例の社員旅行で台湾に行ってまいりました。
11日、名古屋空港発10:00の便で一路台北へ。たった三時間で現地に到着。早速、中正記念堂→龍山寺→総統府というお約束の市内観光。
夕食は『欣葉』さんでの台湾料理。台湾料理はあっさりした味付けで日本人の口にとても合います。
すっかりお腹が満たされた後は、お楽しみの士林夜市の散策です。台北市内にはいくつもの大きな夜市がありますが、士林夜市はその中でも最大のもの。しかし我々に与えられた時間はたったの30分。ほとんど何もできず、ちょっと消化不良でした。残念。その後、宿泊のホテルで就寝。
二日目、粥の専門店で朝食を食べた後、午前中は『台湾のナイアガラ』と言われているらしい『十分』へ。なかなか見ごたえのある滝でした。
午後は金城武さんの映画のロケ地として有名な『九分』へ。素晴らしい景色を見ながらの郷土料理や、タロイモで作ったデザートを堪能。
夕方、台北市内に戻り、『鼎泰豊』さんで有名な小龍包と点心料理。「マイウ〜!」暑さも手伝ってビールが気絶するほど美味しいです。『臥龍梅』は・・・さすがに持ち込みはまずいということで。この後は自由時間。前日とは違う夜市、『饒河観光夜市』へ。大変込み合っていましたが、前日とは違い、時間もあったので夜市を堪能できました。そして二日目もあっという間に終了。
三日目、とうとう最終日。ホテルから故旧博物館へ。前日までの食事で体には充分過ぎるほど栄養が行き届いたので、次は頭に栄養を与えないと。
展示品は・・・質、量ともに確かに凄いです。とても二時間では・・・。筆者 佐野
この後、石鍋料理を食べ、初日に比べて体重が10%増(当社比)になってしまった我々は、もっと色々食べたい、見てみたいという気持ちに後ろ髪を引かれながら、「いや、臥龍梅の出荷を全国のお客様が待っている。」という強い使命感に駆られ日本へ。とにかく、無事に帰国できてなによりでした。(佐野)

いまどき飛行機に乗るのが怖くて参加しなかったOや、友人の結婚式と重なって行けなかったTなど、若い女性のいない殺伐たる旅行だったようですが、無事帰って来ましたのでいっそう仕事に励んでくれるものと期待しております。
暑さのおりからくれぐれもおからだをお大事に。                     敬具
平成十六年七月吉日                                鈴木克昌 

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