「臥龍梅」蔵便り  平成十八年文月

拝啓 急に暑さを感じるようになりました今日この頃ですが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。今月は、麹屋の神谷から「誉富士」の田植えについて、貯蔵出荷管理責任者の佐野から恒例の社内旅行についてご報告いたします。

6月某日、私、神谷は焼津酒米研究会が行う誉富士(静系88号)の田植えに三和酒造代表として出席してまいりました。昨年度、わが蔵でも初めて誉富士で酒を仕込んだためですが、これがなかなか評判がよく、山田錦を越えるか!と噂されている酒米であります。で、田植えは近代的に1回に5通り植えられる田植え機でぶんぶんとやっておりました。私も運転させてもらいましたが、とてもらくちん、運転し易いし、真っ直ぐに行くのも簡単で、1台欲しくなりました。ちなみに値段を
聞いてみると、100万ちょっととのこと、うーん買えない額ではないなと、暇な頭で思ってみたりしておりました。その後は前近代的に泥に塗れながら隅の方を手で植えたりしました。今年の誉富士の作付け面積は昨年の2倍以上とのこと、まだまだ2年目なのでどうなるかは判らないのですが、期待したい酒米ではあります。(神谷)

皆様、1年ぶりのご無沙汰です。お懐かしゅうございます。貯蔵出荷管理担当の佐野であります。例年、恒例となっております社内旅行に今年も行ってまいりました。行き先は東京。初日は雨が降る中、池袋の「ナンジャタウン」でまったりしっぽり遊び、夜は日頃から大変お世話になっている千住大橋の「田中屋」さんでプチ・セレブなお食事を堪能させていただき、社員一同大満足!!!写真はその時に撮影したものです。田中屋様、今後も公私ともども“本マグロ”をよろしくお願い申し上げます。2日目は朝から浅草の仲見世で小粋にショッピングと洒落込み、昼は上野で自由行動。私は動物園でふてくされた“パンダ”と珍獣“オカピ”を堪能しました。なんだかよくわからない旅行でしたが、久しぶりにのんびり過ごすことができて、いい気分転換になりました。そして、「さぁ~帰ったら気合を入れて“粕堀り”をやるぜぇい!」とちょっとだけ思ったのでした。(佐野)

二人とも無事会社に帰り着いたようで何よりです。さて、今月は金賞受賞の大吟醸酒に加え、純米吟醸酒の小壜を2点ご案内いたします。酷暑を乗り切る一助に、きりりと冷やしてお召し上がり下さい。

暑さのおりから、くれぐれもおからだをお大事に。                     敬具
平成18年7月吉日                             鈴木克昌
 

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