拝啓 初秋の候となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。蔵では、今年もぼつぼつ蔵人を迎える準備にとりかかっております。
今月は嬉しいニュースからご報告いたします。お盆休み前の8月7日、会社のパソコンにInternational Sake Challengeという見慣れない送信者からメールが届いておりました。同名の第一回コンテストの審査結果がHP上に掲載されているのでご覧下さいとのこと。そう言えばそんな名前のコンテストに出品したことを思い出し、早速HPを覗いてみると、なんとわが「臥龍梅」が純米大吟醸部
門のトップに輝き、記念のトロフィーを授与されるとのことです。このコンテストは日本酒に対する理解及び認識を国際市場の中で向上させ、その流通を発展させ、セールスを推進することを目標とし、16名の国際審判団(外人)と16名の国内審判団(日本人)が審査したものです。当社は輸出も始めたところですのでまさにグッドタイミングです。興味のある方は次のHPをご覧ください。www.sakechallenge.com ちなみに全部で6部門あり「臥龍梅」は純米大吟以外にもあちこちで入賞しております。

 さて、日本酒の美味しい季節を迎え、これからお酒の会が目白押しですが、弊社の参加する酒造組合関係のイベントをご紹介いたします。是非ともご来場ください。

第10回静岡県地酒まつりIN TOKYO 
9月15日(土)13時30分〜16時30分 東京国際フォーラムB2
展示ホール2 会費 3,000円 申込み先 弊社 п@054-366-0839
第20回静岡県地酒まつり 
10月1日(月)18時30分〜20時30分 ホテルセンチュリー静岡
会費 7,000円 申込み先 弊社 п@054-366-0839
第12回駿河路酒メッセ 清水酒造組合の4社が参加
10月19日(金) 18時〜20時 マナーハウスエリザベート
会費 5,000円 申込み先 弊社 п@054-366-0839

さて、秋の日本酒といえばひやおろしですが、日本酒造青年協議会がひやおろし一斉発売日を重陽の節句である9月9日とし、その活動内容を蔵元や酒販店、飲食店に呼びかけて協力を要請していることをご存知でしょうか。現在、メーカー各社はひやおろしを別々の時期に別々の定義で発売しております。また、清酒の製法品質表示基準にも定義がないことから、マスコミや流通もイベントとして取り組みにくいのが現状です。そこで同会ではひやおろしを「厳寒期に醸造した清酒をひと夏越して調熟させ、秋口に入ってほどよい熟成状態で出荷するもの」と定義し、夏場のビールに飽きた消費者を秋口から日本
酒に誘導するための「誘導商品」とすることを提唱しております。ボジョレーヌーボーのように、いわばひやおろし解禁日を設け、業界が一丸となって盛り上げていこうということなのでしょう。という訳で、毎年ひやおろしとしてご案内してきた雄町の純米吟醸を、今年は9月9日に酒販店さまの店頭に並べていただけるよう、若干早めにご案内することにいたしました。秋の夜長に、雄町ならではの熟成した味と香りの純米吟醸を是非ともお愉しみください。
涼風の侯、おからだをたいせつに。                  敬具
平成19年9月吉日                          鈴木克昌
 

 

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