拝啓 いつまでも暑い日が続いておりましたが、10月に入ったとたん一気に冷え込んでお酒の美味しい季節になりました。皆様お元気でお過ごしでしょうか。
さて、今月は目下真っ盛りのお酒の会の報告から始めます。今年もアメリカでの販売代理店、ワイン・オブ・ジャパン社が主催する「SAKE & SHOCHU Fair in NY」に参加してまいりました。9月2日12時、JAL006便で成田を発ち、約12時間半のフライトを経て現地時間9月2日の11時30分にNYに到着。翌3日を調整日兼休日にあて、4日にワイン・オブ・ジャパン社の武田社長さんとホテルで個別ミーテイング、5日に本番の展示会、6日の13時には帰りの飛行機に搭乗するというあわただしいスケジュールです。今年の会場は、Inter Continental The Barclayというミッドタウンのホテルで、国連本部とグランド・セントラル駅のほぼ中間という地の利のよさでした。まだ輸出を始めたばかりで現地での知名度も低くお客様の反応が気がかりでしたが、会の開始早々外人のお兄さんがうちで扱っているよと言ってブースに挨拶に来てくれ、嬉しくなりました。Sake Challenge 2007で一位に輝いた純米大吟醸を参考までに持参したところ大好評で、是非とも輸出アイテムに加えてNYで飲めるようにしてほしいという声がしきりでした。(武田社長さん、よろしくお願いいたします) 終いには、お酒を試飲してすっかり気に入ってしまい、ブースに入り浸りになるお客様も現れました。わが臥龍梅の味と香りがNYで認められつつあることは間違いなく、意を強くいたしました。
日本に帰って翌週の9月15日(土)には東京国際フォーラムで開かれた「静岡県地酒まつりIN TOKYO」に参加しました。恒例のこの会も今年で10回目ということに加え、例年の会場では狭すぎて入場できないお客様の不満の声が大きく、大会場を準備したものです。首都圏営業担当の日下部のほか、地元静岡から4名で出掛けて総勢5名の体勢で臨んだのですが、1,200名を越える入場者に、用意したお酒、一升壜18本がすっからかんになってしまいました。終了時間になってもわがブースにはお客様が鈴なりの盛況ぶりで、退場するお客様を蔵元総出でお見送りする恒例の行事も知らない間に終わっておりました。勉強のために従業員を地元から連れて行ったのですが、お客様がひっきりなしに差し出すグラスにお酒を注ぐのに大忙しで、周りを見回している余裕もなかったとのこと。終了後は全員へとへとに疲れきっておりました。
翌週末の9月21、22日には関西に出張してお酒の会2件に参加し、この蔵便りを書いている本日、10月1日の午後からは地元静岡で開催される「静岡県地酒まつり」に参加の予定です。なんとも忙しい毎日ですが、臥龍梅を美味しいと言って呼んでくださるお客様がいる限り、今後ともどこへでも出かけてゆくつもりです。
さて、今月はInternational Sake Challenge 2007で一位に評価された純米大吟醸をご案内いたします。是非ともお試しください。
深まりゆく秋、皆様ご自愛ご専一に。                      敬具
平成十九年十月吉日                           鈴木克昌


NY お酒の会にて


MOMA
アンディウォーホール作「キャンベルスープ缶」の前にて


静岡地酒まつり
IN TOKYOにて

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