拝啓 年の瀬も間近かになってまいりましたが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。
相変わらず忙しく東奔西走の毎日を過ごしております。今月はまず、11月28日(水)、東京は日比谷、皇居二重橋前の東京會舘、ロイヤルルームで開催されたお酒の会の模様からご報告いたします。主催はNPO法人日本酒文化フォーラム、題して「錦秋 日本の酒 ほろ酔い祭り」。賛助会員である参加12蔵元が持ち寄った新酒、古酒、貴酒、稀酒、珍酒を蔵元ブースで試飲する大試飲会と、各蔵元がお客様と円卓を囲んで交歓する交流パーテイーの2部制ですが、今回の呼び物はなんと言ってもはるばる京都から参加しておどりを披露しくれた祇園の舞妓さんたちです。小生のテーブルは運よくステージのすぐ前だったのでゆったりと鑑賞できましたが、おどりの開始とともに遠くの席のお客様たちはステージ近くに殺到して熱心にカメラのシャッターを切り始めました。ほろ酔い気分のおじ様たちの盛り上がりぶりには、同席したお嬢さんたちが目を丸くしていたほどでした。(いずれ劣らぬジェントルマンの皆さんばかりであることは小生が保証いたしますが、お酒が入ると男はどうしてもね...) という次第で、美人から美人へ臥龍梅お酌の図を写真でお楽しみください。日本酒文化フォーラムではこんな結構なお酒の会を毎年、春と秋に開催しております。参加してみたくなった方は事務局までご連絡ください。
п@03-5958-3715 E-mail:s-s-i@nifty.com
その晩は東京発21:30の新幹線で静岡に帰り、翌29日(木)には朝礼終了後、静岡発9:14のひかりに飛び乗って名古屋に向かいました。第56回名古屋国税局酒類鑑評会の表彰式に出席するためです。名古屋局では、春に出品酒を対象とした吟醸酒の鑑評会を、秋には市販酒を対象とした純米酒と本醸造酒の鑑評会を開催しております。今回も昨年秋と同様に、純米、本醸の両部門で優等賞を受賞の予定でした。忙しいさなかですので不届きなことにサボってやろうかとも思っておりましたが、数日前に鑑定官室から電話がかかってきて本醸造酒部門の代表で賞状
を受け取ってもらいたいとのこと。残念ながら名古屋局では首位賞を設定しておりませんが、代表で賞状を受け取るというのは実質的には一位だったということです。今年春の鑑評会では吟醸酒の部でやはり代表で賞状を受け取り、実質的に一位の評価をいただきましたので、春秋連続となり、非常に名誉なことです。心を入れ替えて賞状を戴きに名古屋へ行くことにいたしました。表彰式終了後の恒例のきき酒研究会の模様を写真でご覧ください。市販酒が評価されるのは何より嬉しいことです。
さて、今月は袋吊りの純米吟醸の新酒に加えて、55%精米のアル添吟醸の新酒を新商品としてご案内いたします。皆様、是非ともお試しください。
なんとなく気ぜわしい毎日ですが、おからだだけは十分にお気をつけられますよう。
     敬具  
平成十九年十月吉日
                                鈴木克昌 

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